【Vol.4デザイン思考】Step3_Ideate:アイデアとは?

「ヒト」を軸に考えよう

 仮説課題からインタビュー検証を通して得られた「課題感」を基準にアイディア(ソリューション)出しをしていくステップです。
 課題感を出すまでは、Vol.2を復習してみてください。
 アイディア出しの際には、まずこの3点を明確にしてみてください。

1.ペルソナ(理想とするユーザー)を決める
2.カスタマージャーニー(ペルソナの行動マップ)を考えてみる
3.類似課題に対するサービス、商品は何があるか調べる

画像の説明

1.ペルソナ

 ペルソナは、理想とするユーザーのことで、ターゲットとは違うものです。ターゲットは一定のユーザー層を指す事に対し、ペルソナは一人の人物を詳しく描くという点で異なります。「その人物なら」というなりきった想像性を働かせることで、ユーザー目線でのアイディアが出しやすくします。
 なお、グループワーク時にも、共通のユーザーがいるので、話しがズレにくいという利点もあります。
 設定の仕方などは、こちらから紹介していますので、ご参考ください。

2.カスタマージャーニー

 特定したペルソナの一日の行動を描き、その中で、課題感がどのような形で絡み合っているか、本当に課題として捉えられているのか、または、このような生活スタイルのペルソナにはどのようなソリューションが望ましいのかを考えていくときに有効です。
 他に、例えば、何かの購入時に発生する課題であれば、購入までのプロセスを描き、そのときのタッチポイントも意識しながら、ソリューションを考えていくこともよいでしょう。
 設定の仕方などは、こちらから紹介していますので、ご参考ください。

3.バリュープロポジションキャンパス

 このフレームワークは、ペルソナのニーズ(ペインポイント・ゲインポイント)を深堀りし、それにフィットする、解決案(ソリューション)を出すときに有効的ツールです。
 設定の仕方などは、こちらから紹介していますので、ご参考ください。

 なお、このソリューション出しの際には、事前に調べておいた類似課題やサービスとの見比べしながら、こちらが提案する内容が有効的なものかどうかを検討していくことが重要である。
 ソリューションがビジネスプランになる場合は、この考え方を中心に判断していくとよいでしょう。


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