【お客様の声】つくば研究支援センター 様

 

 

 

 

株式会社つくば研究支援センター(tci)とは…
研究機関が集積する筑波研究学園都市に昭和63年、茨城県、日本政策投資銀行及び民間等76社の出資により設立された第三セクター。産学官の交流拠点として、ベンチャー企業や事業革新を進める企業の創出と成長を支援しています。多彩なオフィスやラボの提供をはじめ、寄り添い型の伴走支援や資金調達、情報提供など、充実したサポートを行っています。

私たちの考えを、
ハッとするデザインに
落としてくれました。

研究学園都市・つくばで、スタートアップ企業の立ち上げや事業革新などを支援する「つくば研究支援センター」。昭和63年の設立から30周年の節目に、これまで統一されていなかったセンターのロゴを新たにつくることに。依頼先を検討する中で、株式会社一円(弊社)のデザインに新しさを感じ、依頼を決めたと言います。ロゴと合わせて、看板や施設案内パンフレット、新事業のポスターデザインなどを一円に委託。その制作進行の様子やデザイン効果などについて、当時、代表取締役社長をされていた斎田さんにお話をうかがいました。

われわれは何者か―を表現するデザインを

■なぜ一円に依頼したのですか?
30周年事業として様々なデザインを依頼するに当たって、坂本さんの実績と他のデザイン事務所の実績などを比較検討した中で、一円さんのデザインに新しいものを感じて、合いそうだなと思いお願いすることにしました。

■一円に依頼する前に抱えていた問題はありましたか?
一番最初に気になったのは、建物の場所などを示す会社の案内板が錆びていたことでした。汚いものが少しでもあると全体の品位って落ちると思うんです。

そこをなんとかできないか、というのがありました。
もう一つは、社長に就いてどうも気になっていたのが、われわれは何者かーというものを表すロゴがなかったことでした。決まったロゴデザインがなかったので、これまで「TCI」の大文字を使っていたんです。そこで、全体の統一感を持たせながら気になるところから直してもらうことにしました。

難しい要求にも期待以上

■一連のプロジェクトはどのように提案進行していきましたか?
30周年のロゴ制作で第一にお願いしたのが、「われわれは何者かを表現すること」でした。次に、うちはひと言でいうとベンチャー企業の支援をしている会社で若い人が多いので、「若々しく」、最後に「革新性・先進性」をイメージできるロゴにしてほしいと注文しました。それって難しい要求ですよね(笑)。
今までは大文字を使っていましたが、坂本さんからのご提案でこんなに上手に小文字を使ってもらえたことに驚きました。元々のデザインがよかったので、「tci Start-Up Support」という基本形は一発ですんなり決まりました。後はそれを展開するだけでした。

■小文字に変えたのは大きなポイントですね。
企業にとって差別感を出すって重要ですよね。つくばはロゴに「T」や「I」を使っている企業が結構あるんです。今までうちと見間違えるような企業や団体のロゴはほぼ大文字でした。「tci Start-Up Support」 をひと括りにしたことによって、完璧な差別化が図れました。ロゴから私たちの特別な存在感が見えるようになったことは大きかったです。

進めるうちに生まれた信頼と好感

■一緒に仕事を進めていく中で、感じたことを教えてください。
最初のうちは、「tci」のロゴの形をどのようにするかということだけをお願いしていたので、それ以上のことをこちらから求めることはありませんでした。しかし、仕事を進める中で、われわれがどんなことをやっているのかということを坂本さんがよく汲み取って表現してくれました。それがこれ(「tci」のロゴの横に添えられた「Start-Up Support」)なんです。
5年ほど前の当時は「ベンチャー」という言葉は当たり前に知られてきていましたが、「スタートアップ」は少しずつ分かり出してきたところで、まだまだスタートアップとベンチャー企業がつながっていると認識されていませんでした。

 

ベンチャーというのは日本独自の使い方で、世界では通用しないんです。なので、成長スピードの速いベンチャーの支援という意味合いを、ハッとする形で「Start-Up Support」というデザインに落としてくれたことに非常に感動しました。外国の方と名刺交換するとすぐに分かってもらえる。「Start-Up Support」で伝わるのは大きかったですね。形だけじゃなく、われわれの考えを表現してくれたことにとても好感を持ちました。

■社員の方たちの意識に何か変化は?
会社には元々センスのある人たちが集まっていたので、新しいロゴの採用は社員から好評価でした。ロゴを導入したことによって、社員の士気もかなり高まったと思っています。

■今回の一連のプロジェクトの費用対効果は?
基本的なロゴを作るところはまったく高く感じませんでした。工事が絡むとデザイナーさんとは別の部分で費用がかかってきますが、ポスターやタペストリーなど、印刷ものはリーズナブルな価格でやっていただいたと思います。ハード面の費用よりアイデアの費用のほうが高くなっていいと思っていますので。
案内板照明の設置は工事が絡んだので高価ではありましたが、この辺りは夜になると真っ暗になり、夜間にどんな施設なのか分かるようなサインがありませんでした。なので、最終的に照明を付けることができて、夜の顔が非常に良くなって満足しています。
社長を退任して1年弱ですが、センターの前を通るたびに、やってよかったと思っています。

■ロゴ以外のデザインはいかがでしたか?
最後に手掛けてもらったのが「TCIベンチャーアワード (*)」のポスターデザインでしたが、これが秀逸でした。ピンクをうまく使ってくれたんです。色合いが派手すぎず暗すぎず絶妙で。バックも白ではなく薄いグレーでグラデーションがうまかったですね。
全体としてはテクノロジーを想起させるデザインで、科学のコンテストということがよく分かるものでした。パッと目を引き、そこから必要な情報が入ってくる。アワードへの応募も多かったですね。審査が大変なくらいでした。

予算の関係で内部でポスターを作成することも検討したのですが、やはり第1回目ということもあり、専門家にお願いすることとしました。費用も予算に合わせてやっていただきました。

地域の課題解決、社会利益のために

■今後一円とどう付き合っていきたいですか?
一円さんは私たちの話をよく聞いてくれるので、内容をきちんと表現していてかつデザインが洗練されている。今の職場(チャレンジ茨城県民運動)に来てからもロゴと名刺をお願いしました。

 

*「つくば発ベンチャー」に対し、広く事業プランのプレゼン機会を提供して優秀なベンチャー企業を表彰する事業

古い名刺は白黒で硬い印象でしたが、新しい名刺は幸せをイメージした黄色と茨城ブルーの青を使ってもらって気に入っています。
私たちは社会利益のために活動する団体です。地域の課題、社会全体の課題を考える時に、行き着くところは同じでもどこから山を登るか、解決の手段は様々にあると思います。デザインで社会参加や社会貢献を果たす何らかのツール・ヒントになるものがあれば、引き続きご協力いただきたいと思っています。